微生物燃料電池 (Microbial Fuel Cell)

市橋 修廣岡 佳弥子


  微生物燃料電池とは?

 電気を生産する微生物を利用して、廃水から直接発電する技術です。



  従来の廃水処理との違いは?

 従来の廃水処理法(活性汚泥法)では、廃水の処理と同時に微生物が増殖し、その処理が必要になります。
 一方、微生物燃料電池においては、有機物の大部分は電力に変換され、微生物の増殖はわずかです。
 また、廃水中に含まれるエネルギーを回収できる再生可能エネルギーとして世界的に注目されています。



市橋 修 (ICHIHASHI Osamu)

 

 
岐阜大学 流域圏科学研究センター 

水系安全研究部門・水質安全研究分野 

 

特任助教 

(〒501-1193 岐阜市柳戸1-1

e-mail:  ichihasi at gifu-u.ac.jp
(at= @に置き換えてください)

 
    微生物燃料電池
 


  告知

 2018年8月31日(金)に岐阜市にて微生物燃料電池セミナー2018を実施します。(本年度は実験実習は行いません)

 参考 微生物燃料電池セミナー2014 微生物燃料電池セミナー2015


  研究内容

 主に微生物燃料電池に関する研究を行っています

 微生物燃料電池のページ

 業 績


 所属学会:日本水環境学会


  どんな構造なの?

 いろいろな形状のものがありますが、空気中の酸素を利用するシンプルなタイプの形状は以下のような感じです。


 

 

 

 

 

 

  廃水中の有機物以外のものは除去できないの?

 廃水中の窒素成分を除去できることが知られています。
 また、私たちは最近リンの除去もできることを発見しました。


 
 
下記リンクから、私たちの著作物の一部をダウンロードできます。
 再配布はなさらないようにお願いします。

 査読付き論文 

  市橋 修、山本 希、廣岡 佳弥子 
  畜産廃水を用いた微生物燃料電池における発電と微生物群集構造
  水環境学会誌 35(1), 19-26, (2012)


  Osamu ICHIHASHI and Kayako HIROOKA
  Removal and recovery of phosphorus as struvite from swine wastewater using microbial fuel cell
  Bioresource Technology, Volume 114, June 2012, Pages 303–307

  http://dx.doi.org/10.1016/j.biortech.2012.02.124

 Kayako HIROOKA and Osamu ICHIHASHI
 Phosphorus recovery from artificial wastewater by microbial fuel cell and its effect on power generation
 Bioresource Technology, Volume 137, June 2013, Pages 368–375
 
 http://dx.doi.org/10.1016/j.biortech.2013.03.067

 Osamu ICHIHASHI and Kayako HIROOKA
 Deterioration in the cathode performance during operation of the microbial fuel cells and the restoration of the performance by the immersion treatment
 Journal of Microbial & Biochemical Technology, S6, 2013, 006
 
 http://dx.doi:10.4172/1948-5948.S6-006 

 市橋 修、廣岡 佳弥子、黄 魁
カソードの酸素還元能力が微生物燃料電池の発電および微生物群集に与える影響
土木学会論文集G(環境) Vol. 69 (2013) No.7
http://dx.doi.org/10.2208/jscejer.69.III_249

 廣岡 佳弥子、市橋 修、本山 亜友里 
 微生物燃料電池による廃水からのリン回収に廃水中有機物濃度および外部抵抗が与える影響
 水環境学会誌 (2014)

Osamu Ichihashi, Kensei Matsuura, Kayako Hirooka, Tatsuya Takeguchi, Application of Zirconium-based Materials as a Catalyst of Air-cathode in Microbial Fuel Cells, Journal of Water and Environment Technology, (2016).

Ayuri Motoyama, Osamu Ichihashi, Kayako Hirooka, Measurement of pH distribution near the air-cathode of a single-chamber microbial fuel cell using location sensor-equipped microelectrodes,  Electrochemistry Communications (2016)


 雑誌寄稿
 
 月刊「水」2012年9月号 pp16-20
  市橋 修、廣岡 佳弥子
 新技術―「微生物燃料電池を用いた廃水からの
 エネルギー回収型リン回収システム」開発への取り組み


 「化学工学」第76巻11号(2012年11月号)pp692-694
  廣岡 佳弥子、市橋 修
 微生物燃料電池を用いた廃水からのエネルギーとリンの同時回収

 「配管技術」第55巻第6号 (2013年5月号) pp7-12
 廣岡 佳弥子、市橋 修
 微生物燃料電池による廃水処理(「生物処理」と「電気化学」の融合)

 「環境浄化技術」第12巻第6号 (2013年11・12月号) pp70-78
 市橋 修、廣岡 佳弥子 
 微生物燃料電池 ― 電気化学を利用した新たな廃水処理技術

 「化学工業」第64巻12号(2013年12月号)pp903-910
  市橋 修、廣岡 佳弥子 
 微生物燃料電池による廃水からのリン除去および回収

 「燃料電池」第15巻2号(2015年)pp44-48
 本山 亜友里, 廣岡 佳弥子, 市橋 修,
 微生物燃料電池を用いた廃水からのリン除去および回収

 「再生と利用」第39巻148号(2015年) pp16-21
 本山 亜友里, 廣岡 佳弥子, 市橋 修
 微生物燃料電池による廃水からのエネルギー回収と窒素の除去/回収


 書籍

 「排水・汚水処理技術集成vol. 2」pp.69-78(第2編, 第1章,第3節)2013年
 廣岡 佳弥子、市橋 修
 微生物燃料電池を用いた廃水からのリンとエネルギーの同時回収 
 株式会社エヌ・ティー・エス
 ISBN 978-4-86469-081-2 

  微生物燃料電池・微生物電解セルを用いた廃水からのエネルギー回収型リン回収システム
  本山 亜友里, 市橋 修, 廣岡 佳弥子
  バイオベース資源確保戦略―都市鉱山・海底鉱山に眠る貴金属・レアメタル等の分離・回収技術―
  シーエムシー出版, pp.151-159, (2015).