軽井沢サクラソウ会議「第20回 軽井沢風土フォーラム」を終えて

軽井沢サクラソウ会議が定期的に開催している「軽井沢風土フォーラム」では,津田も過去に2回ほど講演をおこなっていますが,風土フォーラムの催しは講演に限ったわけではなく野外観察などのイベントもおこなわれています.第20回風土フォーラムは「台風で被害を受けた林は今どうなっているのだろう?」という風倒地の観察をおこなうことになっていました.東信森林管理所と津田が案内役で2007年9月の台風9号で破壊された森林の2年後の様子を観察し,ついでに埋土種子の播きだし実験用サンプルを採取することになっていました.ところがフォーラム当日の10月2日は結構な雨が降っていて野外での観察や作業ができそうもありませんでした.そこで,森林管理所長の大西さんと津田が急遽室内での講演をおこないました.大西所長には東信管内の台風被害の状況について報告していただき,その後の倒木処理の方法や今後の森造りの方針などについてもご説明頂きました.津田は三ツ石地区の風倒地の現在の植生の様子を紹介し,埋土種子の役割や,その分析法について解説しました.
 フォーラム当日,参加者に配付された資料は「晴天用」だったため,講演資料が手元に残せなくなっていました.講演のときに使用したスライドをpdf化しましたので,必要な方はダウンロードしてください.なお,この資料には未公表データが含まれていますので,一部のスライドを削除したり,データの数字が目隠しされるように作りかえてあります.悪しからず,ご了承ください.また,いつものことですが,どなたでも参照できますが,許可無く他のホームページや印刷物への転載はお断りします.



軽井沢サクラソウ会議「風土フォーラム」(練馬区立軽井沢少年自然の家「ベルデ軽井沢」, 2009.10.2)


講演1:「平成19年 台風9号による国有林被害について」大西満信(東信森林管理署)

講演2(pdf):「今日は雨ですから」津田智(岐阜大学流域圏科学研究センター)




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