津田研究室

岐阜大学 流域圏科学研究センター

ぎゃらり 73(2014年 雪の大室山)



 静岡県伊東市の大室山でおこなわれる山焼きを視察に行ったのですが,前日の大雪で山焼きは中止になってしまいました.
 前日に名古屋を出発するときは良い天気だったので,予報は芳しくなかったものの,宿の手配なども済んでいたのでとりあえず伊豆高原まで出かけることにしました.沼津から修善寺をとおって東海岸へ出ようとしたのですが,東西を結ぶ道路の峠付近ではあちこちでクルマが立ち往生してしまい,通行できなくなっていました.はじめに通った県道12号線は,峠にあたる冷川トンネル直前まで行ってから事故で通行止めになったため,いったん修善寺まで戻らされてしまいました.係の人からの情報により,ちょっと北にある県道19号線で峠を越えられると聞いていたのでそちらへ迂回したところ,今度は大型トラック同士が狭い道で鉢合わせになったまま積雪のため動けなくなっていました.その場で1時間以上そのまま待っていたらそのうちクルマ1台がやっと通れるだけの隙間ができたので,峠を越えて伊東市に入ることができました.東海岸に出ても国道135号線は大渋滞.伊豆はめったに雪など降らないので除雪車が無いことが原因のようでした.除雪をしないと通行できないほどの雪が降ったので,間に合わせにキャタピラのショベルカーで除雪しているので,通常の何10倍もの時間がかかってしまうのでしょう.

 
(左)ゆるい上り坂の道でスタックするクルマ. 到着したときは30-40cmの積雪があったのですが,気温が高いせいで雪はどんどん解けていきます. ぐずぐずの雪はかえってクルマを走りにくくしているようでした.
(右)大室山リフト乗り場に向かう道. ここもショベルカーで除雪したらしく,キャタピラの跡がくっきり残っている.
(2014.2.9 S.Tsuda)


  
雪景色の大室山
(左)大室山のリフト乗り場前. 山焼きが中止になったため,関係者が数人いるだけで閑散としている.
(右)山焼きがあれば,絶好のビューポイントになる場所もまったく人けなし.
(2014.2.9 S.Tsuda)



 

 

ぎゃらり 73

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