全国野焼き地フォトコレクション

岐阜大学流域圏科学研究センター津田研究室
津田智・増井太樹共同制作ページ

鵜殿



 大阪府高槻市鵜殿の淀川河川敷にはヨシ群落が広がっています.ここのヨシは雅楽に欠かせない篳篥(ひちりき)の材料(リードの部分)になるとのことで,野焼き(ヨシ原焼き)によりヨシ群落が良好に保たれています.しかしながら,鵜殿のヨシ原の一部が新名神高速道路の予定地となっているため,ヨシ原を保護しようと考えている方々による建設反対運動も起こっています.

◆鵜殿ヨシ焼きの特徴

 
鵜殿のヨシ群落は火入れ前に刈り払われます.(2012.2.26 S.Tsuda)

 

◆野焼きの状況

 
(左) 棒の先に燃料をしみこませた布を巻き付けたものに火を着けて松明にしていますが,燃料缶を一緒に持ち歩くのがユニークです.(2013.2.24 S.Tsuda)
〔右) 鵜殿のヨシ群落は膝丈くらいで刈り払われているため,たいていのヨシ群落の野焼きと異なり,炎の高さが2-3mで極端に低くなっています.(2013.2.24 S.Tsuda)

 

 

◆おもな植物


(左)
(中)
(右)

 

 

野焼き地フォトコレクション / 鵜殿