温暖化で落葉広葉樹林の開葉は早まるか?

地球規模の気温上昇(地球温暖化)によって、この100年間で全球の平均気温が℃上昇したと言われています。

気温の上昇は動植物に影響を及ぼすと考えられていて、どのような影響が生物に及ぶのかを解明することが求められています。植物の場合、気温の変化は開葉や紅葉などの季節変化に明瞭に現れると考えられます。気温と樹木の開葉の関係については、地上での観測によって積算気温と開葉日に関係があることが知られています。しかし、同じ樹種でも立地条件によって積算気温の影響が異なると考えられ、研究結果が一致しない場合が多いようです。

当研究室では250mメッシュの衛星データを利用して広域で落葉広葉樹の開葉日を判定し、得られた結果と20分間隔での気温の広域測定の結果を利用して積算気温と開葉日の関係を明らかにしました(開葉判定モデル)。開葉判定モデルと気温変化の予測結果を用いて開葉日を予測し、現在気候での開葉日と比較して温暖化の影響を評価しました。

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本研究は農林水産省の研究プロジェクト「気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト(地球温暖化が森林及び林業分野に与える影響評価と適応技術の開発)」で実施しました。