森林リモセン 相談室

森林リモートセンシング 利用者の疑問 よろず相談室

2021年3月30日
岐阜大学流域圏科学研究センター
教授 粟屋善雄

Ⅰ.趣旨:
 今日、航空レーザ、ドローン空中写真や高分解能衛星データを利用して、森林資源の実態を解析して資源情報などを整備する動きが活発化しています。利用者側に立つと「これらのリモートセンシングでどの位の精度で森林資源が分かるのか? どのように活用できるのか?」といった疑問が多いと思います。
 本「よろず相談室」は森林リモートセンシングから得られる成果品について、(潜在的な)利用者がどのような疑問や不安を抱いているのかを把握することを目的としています。相談を通じてリモートセンシングへの理解が深まり、リモートセンシングから得られる森林資源情報の利用者が増えることを願っています。

Ⅱ.相談と回答の方法:
1. 現在、利用者が抱えている疑問や不安などの問合せ内容を以下のアドレスへメールでお知らせください。
   awaya[at]green.gifu-u.ac.jp 粟屋善雄(あわやよしお)  [at]を半角の@に置き換えてください。
 質問事項に関して、観測方法(センサ)、観測条件(季節・観測仕様)、解析対象(針葉樹・広葉樹)、地形などが解析に及ぼす影響や精度劣化の要因、成果利用の注意点などについて回答したいと思います。
2. 問合せ内容について確認した内容を折り返しメールで連絡します。
 2~3回メールで連絡を取り合った後に回答方法を決めます。
   a)メールの添付ファイル
   b)Web会議システムを利用した意見交換 Zoomで40分程度を想定
 相談内容について、粟屋の知識と経験の範囲で助言します。
3.相談内容の補足
 以下の内容の相談については答えられません。
  a)観測と解析にかかる費用について
  b)観測と解析を実施できる事業体の特徴(成果品の特徴を含む)
4.近年の技術革新が著しいため、革新的な技術についての質問には正確に回答できない場合があります。

Ⅲ.費用:上記の範囲の相談は無料です。

Ⅳ.相談内容の公開について:
 1.個々の相談の詳細を公開することはありません。
 2.相談内容を集約して、どのような内容の相談があったのかを学術講演会などで発表します。例えば相談内容を「航空レーザデータで推定した単木材積の精度」のように要約します。
3.相談者の了解を得ない限りは相談者の固有名称を公表することはありません。ただし、自治体(都道府県、市町村)、森林事業者、山林所有者などの職種を公表します。

Ⅴ.回答者(粟屋)の経歴:
1980年に林野庁林業試験場経営部に就職以降、40年余の間、森林のリモートセンシングの研究に携わってきました。衛星センサ(光学センサ)、航空レーザスキャナ、ドローン(空中写真)などのデータを利用した森林資源解析の経験があります。

2004~2020     日本森林技術協会 森林情報士 (未開催の年あり)
               リモートセンシング1級、2級の講習会 講師
2014/04~2016/03  森林GISフォーラム副会長
2016/04~2018/03  森林GISフォーラム会長
2016/05~2018/05  日本リモートセンシング学会会長
         その他、政府関係委員やリモートセンシング関係委員の経験があります。

補足:Webで入手できる森林レーザ計測関係の資料について
1. 森林・林業分野における航空レーザ計測積算ハンドブック (H26 日本林野測量協会)
 森林分野における航空レーザ計測業務の発注の際の一助となることを目的としています。
森林資源解析のイメージを説明していますが、「見積もりの標準仕様書」は標高データ(DTM)作成用で、森林資源解析には対応していません。
樹冠高・材積を精度良く推定するには地盤高(DTM)の精度が高いことが必須ですが、本書で推奨しているレーザ照射点数4点/m2は高密度針葉樹人工林や常緑広葉樹林で正確なDTMを作成するには点数不足です。
2. 森林資源データ解析・管理 標準仕様書案 Ver.1 
       (令和3年3月 レーザ計測による森林資源データの解析・管理の標準化事業)
レーザ計測データの管理手法としてデータ項目を定義し、解析手法として森林資源解析の精度検証の様式を示すものです 。表題には「森林資源データ解析」とありますが、解析結果の整理の仕方を示したもので、レーザ計測による森林資源の解析方法については書かれていません。