糸貫川の清流平和公園も最終段階です。
本日は、せせらぎ水路の下流側について助言を求められたので、研究室の野田君と一緒にいってきました。
北方町の町長さん、副町長さんも現場に見えていました。
肝心のせせらぎ水路ですが…
ムムム、かなり公園チックな(公園ですけど)かっちりした仕上げになっています。 (-_-;
美濃石と伊勢ゴロタで石張をした箇所と、土羽の箇所の境界線があまりにもくっきりしているので、外縁部にもう一列、伊勢ゴロタを入れてもらうようお願いしました。
草を石の目地まで入り込ませることによって、エッジをぼかしたい。
前回初めて目にして驚いた、あまりに目立つラセン式の発電機…の周囲は石で修景していただきましたが、やっぱり目立ちますなぁ
せせらぎ水路の下流区間は、勾配がかなり急(平均して1/20を上回るくらい)なので、Step-Poolを意識した仕上げを目指します。
事前に、Step-Poolの写真やらポンチ絵やら、実際の石組の施工法やら、資料を送付したものの、なかなかイメージが通じないので、造園業者さんと一緒に私も積んでみた礫段ですが、いかがでしょうか。
かなり、難しいです。そして、大きな石を動かそうと力を込めたところ、10年近く履いていた作業ズボンが破れました(笑)
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帰りがけによった板屋川の上西郷地区。川の中にもうちょっと変化をつけたらかなり良い。
その時期になると、ホタルが沢山舞うことで有名なスポット。ポイントは土羽の河岸と並木?
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伊自良川の、改修前の雰囲気が比較的良く残っている場所。
流路が2本に分かれている。良く見ると、手前が砂州を横切るメインチャンネルで、奥側は砂州上を乗り越えるサブチャンネルになっている。河岸が侵食されたオーバーハング、礫の水際、植物が生えた水際など、微環境にも比較的恵まれている。
下流では農業用水堰の改築が進んでおり、河川縦断の変更が上流側の区間にどのように波及してくるか…
ピンバック: 「糸貫川 清流平和公園」が「全国多自然川づくり会議」で発表されました。 | Basin Hydrology Dynamics Lab.