天神川_魚道用のブロックを自作しました。

投稿者: | 2015-05-28

5月22日に、岐阜県自然共生工法研究会の環境修復WGの活動の関係で、WGのメンバーであり某コンクリート2次製品メーカーにお勤め坂井さんと坂井さんの会社の若者、研究室の野田君と末松君とで、天神川魚道の、最下段と上流側について現場で検討し、現場設置(6月5日を予定)に向けた準備作業を行いました。
①最下段の魚道ブロック
最下段については、下がコンクリートの平滑な土台でしたので、それに合わせて高さや形状を決め、結局、ハーフプレキャストの魚道ブロックを製作しました。

現場持込用に4分割できるようにしました。
底版と、隔壁が3つに分割でき、底版から出した8本の鉄筋と、隔壁ブロック同士の凹凸で一体化します。
現時点では、底版と隔壁の間にビニールシートを入れて分離しつつ、底版から出した鉄筋にホースを巻いて、くっつかないようにしています。(2次製品ブロックのやり方)
固まったら、ホースを引き抜いて、分解できるようになります。
(*ちゃんと分解できました! 後日写真をUPします。)

当日現場に搬入し、組み立てた後で、鉄筋穴に早強モルタルを流し込んで結合します。逆T型の構造とし、基礎を周囲の土砂に埋め込んだ形になることと、洪水時には水あたりにならないので、流出の危険はほぼないと判断しています。

②上流側水通し部の隔壁
水通し部に削孔、差し鉄筋し、10cm高さの建築ブロックを並べ、中詰めのコンクリートを現場打ちして仕上げます。
油粘土で止水して、隙間からコンクリートが流れないようにします。
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