応用生態工学会郡山大会参加報告&GBR8

投稿者: | 2015-09-13

原田です。9月10日から12日まで、応用生態工学会郡山大会に参加してきました。

河床環境調査手法&河床環境モデルのポスター発表では、類似の興味をもった方々とマニアックな意見交換ができました。この研究はスピードが命のような気がしてきたので、モデルを早く組んでみようと思いました。

部分拡幅工法の口頭発表は、沢山の質問等いただいて、ニーズの高さを感じるとともに、もうちょっと研究を進めないといけないなーと思いました。今年の学生にはこのテーマを渡していないので、来年は誰か手伝ってもらおうかと思います。

小さな自然再生の自由集会、私も編集に関わった事例集の紹介をJRRNの和田さんからいただいた後、福岡大学の伊豫岡さん、高知の山下さん、京大の竹門先生から事例発表をいただいたのですが、ちゃんと河川申請を突破して、アクティブに活動されている事例ばかりで、刺激をいただきました。岐阜での取り組みも、各所との協力関係の中で、加速させていきます。

中小河川の多自然川づくりテキスト刊行の自由集会、燃え上がりました。今回の私の最大のミッションはこれでした。
私なりに過去10年間の多自然と今後の課題を、渾身の力でレビューしたつもりでしたが、会場との意見交換の中で、見落としが出るわ出るわ。
来年のテキスト出版を目指して、スピード感をもって編集・執筆頑張ります。

そして、なんといっても鬼怒川と宮城の水害です。学会中にとんでもない雨が降っていて、今年の9.11は、3.11と同じように記憶に残る日となりました。気候変動による気象現象の激化にどう備えるか?こっちも大事な仕事ですね。
あっ、あと9.12には首都圏で地震もありました。地震で目が覚めました。その後二度寝しましたが。

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今回は学生さんは誰も連れてかなかったのですが、来年からは学生にも発表してもらいたいなー。

 

・・・そして、明日から参加する、全世界の礫床河川研究者の集い Gravel Bed Rivers 8

ポスター連名2件(うち1件は発表も)と、ショートトリップの案内役ということで、ちょっとだけ仕事もありますが、全世界からの強烈な研究者の集まるワークショップにもぐりこめて、幸せです。

礫床河川しばり・英語漬けの4日間が終わる頃にはレベルも少しあがっていることでしょう。・・・さあ楽しみです。