北極-スピッツベルゲン島-

氷河後退域に広がる荒原

この調査地は北極圏であるノルウェー領スヴァールバル諸島、スピッツベルゲン島に位置します。 現在、氷河後退域における微地形の違いと植生および環境傾度(土壌水分や栄養塩)の関係を調べています。

飛行機上から見た氷河の写真

氷河を間近で見た時の写真

氷河が徐々に後退している状態の写真

機上から見た氷河です(左)。氷が流れている様子がはっきり分かると思います。 氷河を間近で見るとその広大さに圧倒されます(中央)。 現在は、約1万年前に始まった間氷期(温暖期)ですので、氷河が徐々に後退しています(右)。

氷河後退域には荒原生態系が広がり、地形によっては湿地となる場所も見受けられます。 大塚研究室では、この荒原生態系における微地形の違いが植生に及ぼす影響を調べています。

ホッキョクギツネの写真

生態学の調査の醍醐味は、調査地に息づく自然や文化を直に味わえるところです。 かわいいホッキョクギツネや美しい町並み。 運が良ければ(?)、シロクマにも会えるかも?