津田研究室

岐阜大学 流域圏科学研究センター

ぎゃらり 30(エゾエンゴサク)



('10.05.21 S.Tsuda)

春の小清水原生花園で真っ先に咲く植物のひとつにエゾエンゴサクがあります.たいていはこの写真のように青い花が着きます.

赤紫
('10.05.21 S.Tsuda)

花の色には変異が多く,青から水色くらいが主流ですが,ときどきはこの写真のような赤紫の花をつけるものがあります.

('10.05.22 S.Tsuda)

ごくまれには白い花をつけるものがあります.


 野焼きを始めた頃から「春に野焼きをおこなうとエゾエンゴサクのような早春の花には悪影響が出てしまうかも知れない」と危惧していたのですが,そのような心配はまったく必要なかったようです.むしろ野焼き跡地の方がエゾエンゴサクの花がたくさん咲いていました.実は春に野焼きを実施した後,植物(植生)の調査はたいてい夏におこなっていますので,これまでは5月中に現地を見る機会が無かったのです.

ぎゃらり 30

       前ページ(ぎゃらり 29)へもどる
      次ページ(ぎゃらり 31)へすすむ
津田研究室のトップページへもどる