津田研究室

岐阜大学 流域圏科学研究センター

ぎゃらり 59(2013年 小清水原生花園の野焼き)



 今年の道東は4月末ころに天候が不順で,小清水原生花園の野焼きも4月19日の予定日と4月22日の第一予備日の両日とも延期になってしまいました.第二予備日の4月25日も夜明け前ころまで雨が降っていて実施が危ぶまれていましたが,オホーツク振興局(網走支庁)や小清水町の関係者の英断により実施されることになりました.


 
雨の原生花園
当初予定日の当日はかなりの雨で火が着きそうな気配すらありませんでした.
(2013.4.19 S.Tsuda)

 

  
着火前の原生花園
第二予備日(最終)の早朝5時の原生花園の様子です.3時頃まで雨が降っていたので,まだ道路のところどころに水たまりが残っています(左).
5時15分の点火開始に備えて,着火用ガスバーナーと消火用ジェットシューターなどが各班ごとに準備されます.(右)
(2013.5.25 S.Tsuda)

 

  
野焼き
小清水原生花園のハマニンニク群落は,燃料量のうえではススキ群落とほぼ同等なのですが,ススキ群落ほどには良く燃えません.実施時刻が早朝に設定されているため,例年夜露が乾ききっていない状態で火入れが行われていることが原因なのかも知れません.今年に限っては3時前まで雨が降っていましたので,そのために燃料が水分を含んでいたことが原因だと思われます.
(2013.4.25 S.Tsuda)


釧網線
例年だとほぼ鎮火したころに列車が通過するのですが,今年は野焼きがやや長引いていて火が着いている最中に列車が通過しました.
(2013.4.25 S.Tsuda)


 

 

ぎゃらり 59

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