元 々 粗 忽

We're on a road to nowhere.
(from "Road to Nowhere" by Talking Heads)
* * *

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2004-4-30-fri
 某研究助成の申請書、さいごに見直すとちまちまと誤記などがあり(カンマと句点、ピリオドと読点の混在など)、さくっと修正してこぴーーーーーっと複写して封筒につめてお祈りして発送した。私が常日頃、祈りを捧げる神はエイトミリオンズ・オブ・ゴッズのうち科学の神様と論理の神様と合理性の神様と理性の神様であるが、これら4神のうちいくらかは存在しないという説がある。なにか撞着があるためらしい。これらの神々が不在であった場合の保険として、今回は生命保険の神様にもお祈りを捧げた。しかしこの神も存在するかどうかは定かではない。
 申請書を出しに行った郵便局で同時に釧路の参加費を送金。流研への帰路、捨て猫を探すがみつからない。そう都合よく落ちてるもんではないな。
 昼飯はうどんを食べようと、饂飩屋をめざして新堀川沿いを歩く。川面をみながら「今年は鯉の産卵をみるの忘れてたな」という話をした。そしたらminacoさん(仮名)曰く「鯉の産卵のことを指す別のことばがあるよね。専門用語で。なんだったかなあ。“モロだし”みたいな感じやねん」。いつもながら意外なことをいう人です。コイ・産卵・モロだしでググっても分からなかった(*)。どなたかご存知の方おしえてくださいませんか。鯉の産卵を指す専門用語でモロだしみたいな単語だそうです。
 饂飩屋臨時休業につきパンを食べた。うどんは夜に食べた。ごちそうさま。
 発芽試験、濃硫酸で処理するのをやった。僕は濃硫酸キライです。たぶん好きそうに見えるでしょうけれど。
 (*)時間が経ってからコイ・産卵・モロだしでググッたら、ここがヒットしそうな予感。

2004-4-29-tue
 えーっと、なにしてたっけ。すくなくともうどんを食べた。水槽のメダカは今日も卵を産んだ。卵を隔離した。まじなにしてたっけ。

2004-4-28-wed
 生態学会大会in釧路(JES51)の参加申し込みをした。ウェブで申し込みができるので便利だ。ポスター発表をキボンヌ。JES51では申し込み確認のペイジがあって、申し込んだ月日時分が公表されている。どこの誰が何月何日何時何分にエントリーしたか丸分かり。ユトリスト・ギリギリスト判定用のリトマス紙として機能する。小学生のころ忘れ物をして黒板の左端に名前をかかれたあのころをちょっと思い出す。コンパス・三角じょうぎ さわだ 正T(いちいち数えやがって)。黒板晒しが教育的指導であったように、エントリー時間公表には早めの申し込みを促す効果が期待できる。JES50のときは幸いにもシステムダウンすることなく締め切りを迎えたそうだが、今回のシステムがいつ落ちんとも限らぬ。ギリギリにエントリーしようとしてシステムダウンでダメだった場合は救済措置なしの可能性ありなので、オノオノガタ、エントリーはお早めに。なにしろ敵は北大ドメイン(本当?)くわばらくわばら。って、僕もしめきり2日前なのでエラソーなこと言えたギリやないけど。
 ついでに釧路のお宿を確保した。夏休みの北海道だから早めに確保しないと、おいらは宿無しオマエには暖かな温もりもやれやしない、ってなことになりかねない。ネット経由で予約をすると安上がりでうれP。
 今日もうどんをたべた。なにかに操られているのだろうか。
 しばらく前から寝かせてあった某助成金の申請書を起こす。なるほど、いろいろ粗がみえてきて書き直す。まあまあ満足いく出来になったのでよしとしよう。昨年の採択率をみたら6%だった。萎えた?燃えた?ないしょ。

2004-4-26-mon >>> 27-tue
 うどんを食ったり、またうどんを食ったりして過ごした。小泉研のコンちゃんがNZでの国際学会から帰ってきたのでおみやげのおいしいチーズとワインで酒を飲んだ。コンちゃんの凱旋と、某研究室のM2の人が来年から小泉研のDに入ることになりそうなのと、小泉研の某M2の人が就職の内定を手にして将来を真剣に考え出したことなどが重なって、めでたいお酒だ。
 会社を辞めて神戸大のマスターコースに一年間いたときに周囲の学生らしい年齢で学生をやっている人の成長がはやいことを眩しく眺めたが、ここの人たちも学生らしい年齢で学生をやっている人の成長ははやくって眩しい。自分はどうかと振り返ってみると、まるっきり成長していないわけではない、多少なりとも前進している実感が実はあって、それはとてもささやかでゆるやかなのだけれども、ありがたいことだと思っている。私の牛歩、蝸牛歩は自分の性格上いたしかたないことだ。性格上の問題なので僕が学生らしい年齢で学生であったとしても、やっぱりあなた達は眩しいかもしれない。さて、いまなかなか論文をかけずにもたついているけれど、絶対に前に進むのでまっていなさい、未来のワタクシ。

2004-4-25-sun
 オフなのかオンなのか。来by単車(四気筒はやー)。
 午前中、学内の水路でメダカとり。なんといいますか、もーがまんできんかった。Dmaxの自覚はあるよ。研究室の小魚水槽が充実。ええな。午後は某研究室のM2が出演する音楽会を聴きに行った。研究に関するもろもろは夜から。酒は飲まんのか。それでええんか。なにをいう。なぜか泊。

2004-4-24-sat
 オフ。突然、真冬の寒さ。
 近所の川でコゴミをとった。もうシーズン最後。おおきくなったコゴミの中からまだ開いていないのを選んでとった。どこの田んぼにも水が入った。ネズミムギが出穂した。山ではフジが咲いた。ショウジョウバカマは結実し、花茎をながながと伸ばした。湖岸ではノウルシが咲いた。オオヨシキリが来て鳴いた。ユリカモメの頭が黒くなった。
 季節においてけぼりをくらってるときにも、フィアット600を公園で壊してトライアンフTR3に乗り換えた、あの鼠の気持ちが気にかかる。基本的においてけぼりが板についているから、いつも鼠の気持ちが気にかかる。うそだといってくれないか。

2004-4-23-fri
 お笑い芸人の修行で、お題をもらってボケるというのがある。いまから15年くらい前、ダウンタウンが関西ローカルのラジオ深夜番組で、その修行の一例として「チョットイイデスカ、ゴフンデイイデス」(ある種の宗教の勧誘をしてくる外国人)でボケるというのをやっていた。彼らは一つのお題に対して100くらいのボケをつくったと言っていたように記憶している。最近では千鳥(吉本の若手漫才師)が高校生のころからお互いにお題をだしてボケを考えていたという話をしていた。たとえば「ナイキの新しいマークをつくれ」みたいなお題である。テレビの深夜番組「内村プロデュース」は若手の修行をそのまま曝け出しているような番組である。まあ大喜利みたいなもんだ。
 で、生態学の研究をする私達もそういうことをしたらどうだろうかとちょっと思った。いや、新しいナイキのマークを考えるとかチョットイイデスカでボケるとかあっひゃっひゃっひゃと内村にわらわれながら張りセンでしばかれるとかじゃなくって、お題をもらって研究計画をたててみる、という遊びをするのだ。いわば生態学大喜利。お題としては、研究の背景となるような「課題」でもいいし、なにか研究のもとになりそうな「現象」でもいい。「課題」だったらたとえば「隊長、竹林が拡大しまくってます!」とか、「現象」だったら「諸君、春先の展葉のタイミングは樹種によってずいぶんちがいます!」とか。でお題に対して複数の着眼点で研究計画を立てる。もしかしたら不毛?
 BGM解禁のサロン・ド・二階。だいたいノラジョーンズかレディスミスブラックマンバーゾがかかっているが、今日は昼からカエルの鳴き声図鑑をかけっぱなしにしてみた。来訪者が窓の外でカエルが鳴いていると思ってくださったりしていい感じだった。夜中一人になってからは忌野清志郎といっしょにシャウト。あほかおれは。
 きょうもうどん。すばらしくいい傾向だと思う。帰by単車。

2004-4-22-thu
 助成金の申請書を書いて、共同研究のメンバーであるわたくしの今のボスとminacoさん(仮名)とに見直してもらって、ってことを何回かくりかえして完成。あとは細かな体裁とかを修正するくらい。自分でも客観的に見直したいから寝かすことに。
 自分にとって自明のことが必ずしも万人にとってそうではない。どうも僕は噛み砕くのがへたくそなことが分かってきた。いちどとことんかみくだいてから作り直したらちょっとはいい感じになったみたいだ。
 ここんとこ日々うどん。今日は昼と夕方に。いい傾向です。

2004-4-21-wed
 実はいまは金曜日なんだけど、水曜日に何をしてたかまったく思い出せない。
 ひとつの可能性としてであるが、なにもしていなかった説が有力。さりげなく泊。

2004-4-20-tue
 はげプロ申請書のたたき台を午前中に書き上げて、午後はメンバー3人で会議。やはりディスカッションすれば話のすじみちは俄然きれいになっていく。ブラッシュアップ。みがきあげ。三人よればもんじゅの知恵のメルトダウン。
 人にしゃべりながら考えると、自分の頭のなかでコンガラガッタコンガを演奏していたなにかが解けて、一列の言葉の列となって口から流れ出す。快感。
 コンガラガッタコンガは笠置シヅ子の名曲。でも僕の回りで知ってるって人にあったことがない。幻の名曲か。単なる世代間格差か。って、僕は笠置シヅ子世代では断じてないのだが。よし、カラオケいこ。
 お茶部屋からひっこした先の落ち着いた部屋、すこしずつ自分好みに飾りつけたり、BGMを解禁にしたりして、集中してくつろげる空間になってきた。秋山研の爆弾娘が遊びに来て「サロン・ド・二階」と命名。おこしやす、サロン・ド・二階へ。

2004-4-19-mon
 通称はげプロ、男鹿半島火入れ草原プロジェクトの研究資金を得るべく申請書を書く。あんな遠いところ、どっかからお金をもらわないと行けないから、ぜひ当てたい。
 僕はとても筆が遅い。頭の中が論理的じゃないから、かもしれない。だけど、だれかに口頭で説明をすると、ちょっと頭がすっきりして、そのあとはなんとか書けるようになる。しゃべらないと論理が構築できない病らしい。今回はまだ自分の頭のなかで考えているだけなので、あかんのだろう。
 筆が遅いもうひとつの理由は、すばらしく分散力があるから。気が散りやすいから。集中力がでるのは締め切り間際。毎回さいごに苦しんで反省して、つぎは早めにとおもうができない、ってことを小学校一年生の夏休みの宿題以来、かれこれ30年近くのあいだ、おそらく数千回試行してきた。これはやっぱりなおらんのか。なおらんとおもとったけど、秋山研のサカイによると自分でつくったカベだから、その気になればなおるということになる。おれはこのカベをいつか越えられる日がくるのか。まじでくるのか。周りの人が仕事の早いひとなのでこの件に関してはボコむぞ。
 なんにしてもこの筆の遅いのと頭の悪いのと顔の悪いのと性格の悪いのとは修正したいものと思っている。いやまじで。いや、ほんまは顔とか性格はどーでもええねんけども。顔はええし。うそですごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
[追記1]ボコまなくていいらしい。それは個性だそうで。でもしんどい個性やな。

2004-4-18-sun
 オフ。法事。親戚のあつまりって微妙。べつに馬が合うわけでもなく、趣味が同じというわけでもない。ただ生まれついて近縁というだけで、数年に1回という低頻度であつまって酒を飲む。マニアックな話題や、危なくて楽しい話題やらは出ないので、だいたひかるのいう「食い付く話がない」状態が数時間つづく。微妙さ加減をおもろがる。僕が台所で食器を洗ってたら「まあ!男の人にそんなことさせてしまって」って代わってくれようとしたおばさんがいた。その考え方がおもしろい。また複数の親戚が僕のいないところで「あなたの旦那さんはあと何年学生をつづけるの?」とか聞いておられたり。「旦那さん」というタームが笑えるが、全体としては………とほほ。

2004-4-17-sat
 午前。応用生物科学部探鳥会の講師。反省点があったので反省。次回が金華山と聞かされてかなりびっくり。ずーっとこのへんでマッタリやるのかと思ってたから。学内の水路でメダカがおよいでいた。とりたい。
 午後。深酒もしくは夜更かしのツケ。起きていられない。
 サカイの愛知の言霊、4月16日分、なかなかよい。酒を飲むとマジメになるのがサカイの特徴らしい。

2004-4-16-fri
 論文の作業はさておいて、申請書の準備をする。会社員時代の仕事速度をとりもどすこと(けして早くはなかったけれど)。酒。泊。
 論文は、データの整理をやりなおしている(わすれものがあってん)。淡々と。粛々と。

2004-4-15-thu
 サカイの下宿でシャワーを借りて朝7時すぎに大学にもどったがセンターの建物にロックアウトくらう。自分のカードキーは建物の中。ケータイもサイフも。うかつ。7時には開くとおもっていたが、どうやら違ったらしい。ちょうどいいので、17日の探鳥会の下見がてら小一時間散歩した。もどったがまだ施錠されている。ひもじい気持ちで開錠を待つ。結局8時15分くらいに入れた。18:00〜8:15くらいがロックアウト時間みたい。おぼえておこう。
論文の作業に関して今日一日をふりかえる。………こんな自分はすきでもきらいでもありません。自分を好きになる日はいつなのか。おしえてレッドスネーク。

2004-4-14-wed
 レッドスネークは夜行性なのかもしれない。泊。そのほうがいい。

2004-4-13-tue
 レッドスネークが夜になって現われた。でも終電でタイムアップ。このままステイしたいけれど、今日はかえらねば。あしたのレッドスネークを予約。
 論文の作業に関して今日一日をふりかえる。………こんな自分は中きらい!ようやく動き始めたが、おそいっちゅうねん。あと、淡々とした解析、っていうか表操作をしていると、これがほんまに必要なんかという疑念にかられてやる気がダウンしたりもする。
 一段高いところから自分のやってることを見渡せたらええねんけど。そういう分身がいないから僕はこういう人間であるのだが。

2004-4-12-mon
 レッドスネークはまだ現われない。
 目がかゆい。かゆいなんてものではない。通常の目がかゆい状態を1としたら、いまは1000くらい目がかゆい。ああギガかゆい。
 論文の作業に関して今日一日をふりかえる。………こんな自分はだいだいだいきらい!自分のなかから重要ななにか(機能拡張ファイル)が消えている。たすけてノートン先生。

2004-4-11-sun
 「松村俊和のページ」「雑文」のページに「バリ島調査日記」が掲載された。めちゃおもしろい。好奇心と観察眼。
 インキュベータでやってる発芽試験、そろそろおちついてきた。でもあと2種類はこれからだ。解析を急ぐ必要アリゾナ州。
 男鹿でとってきたリターと土壌が乾いたので乾燥機から出してデシケータとビニール袋に密封。分析はいつになる。
 ヤシロが裏の小川から仕掛けを回収してきた。タモロコが2匹。さっそく小さい方の水槽に入った。カダヤシと仲良くやってくれ。大きいほうの水槽で事件。「鯵」と名づけられてみんなにかわいがられていたコイ、ずいぶん大きくなったので大学内の水路(もともと捕まえた場所)に明日あたり放流しようって言ってたら、今日の午後急死。死因不明。酸欠かも知れぬ。水槽内のバイオマスが一気に低下した。
 論文の作業に関して今日一日をふりかえる。………こんな自分はだいきらい!(二日連続)。そろそろレッドスネークカモン。

2004-4-10-sat
 ぐしゅぐしゅ原因について探求せず。すでにぐしゅぐしゅなので、コントロールをとれないからだ。ちょっとチキンになってるってのもある。
 ヤシロがさなぎ粉とおかゆ粉を買ってきた。水も温かくなりました、しかけましょう、と練り餌を練りながら悪魔のささやきをささやいてくる。そんなヒマはないと断ったら、そんな人とは思わなかった、などといわれてしまって、つい大学裏の小川へ。でも引き上げにはつきあわへんで、仕掛けるのに付き合うだけな。土手でヤシロは春の雑草を標本採集。ヤナギもええ具合に咲いてるやん。ヤナギの標本をとった。以前、百何十本ものヤナギの木から標本を採ったことを懐かしく思い出した。ああさけのみたい。
 論文の作業に関して今日一日をふりかえる。………こんな自分はだいきらい!泊。

2004-4-09-fri
 ひっこし(席替え)先は、となりの部屋。これまでのお茶部屋の一角とは違う落ち着いた雰囲気に包まれている。博士課程で学年が飽和している人(通称Dマックス)、いわゆるテンパってる人が集まった部屋だからか。といっても、僕以外のテンパってる2名は今日は不在。
 鼻センサー検知ミス。どうもというかやっぱりというかネズミムギはまだでていない。ここまで激烈な症状をもたらすイネ科はヤツらだと踏んだが、冤罪だったよ、ごめん(ちなみに奴らはもっともっともっともっと激烈である)。で、何がたくさん咲いているかと見てみると、スズメノカタビラが流研センター横の芝地で花盛り。こんなに揃って開花するやつだったのか。僕をぐしゅぐしゅせしめるのは君たちか。
 スズメノカタビラがぐしゅぐしゅの原因なのかしらべるために、スズメノカタビラ優占植分にしゃがみこみ穂を数本摘んで顔の前で振ってみた。なんともないなあって思ったが5分後、げきれつなクシャミに見舞われる。かぎりなく黒に近いグレー。明日、再試験の予定。穂をふる前、ふった後、鼻うがいをした後、で比較する。
 来週土曜の探鳥会の件で打ち合わせに農学部のK先生の部屋へ行く。調査道具やカメラや自転車がところせましと置かれていて、おもちゃばこの中で生活しているような感じ。わるくない。かなりよい。自転車が常に視界にないと落ち着かないそうだ。それはまた特殊な病み様で。探鳥会、資料作りなどの準備は不要とのこと。一応、本番二日前くらいに当日と同じ時間帯で下見をして、おおまかなコースを考えることにしよう。

2004-4-08-thu
 ひっこし。というか、席替え。昨日の夜に思い立って席替えを始めたが、終電間際になってもおわらなかったので今日に持ち越した(終電が早すぎる田舎ゆえ)。3年間に蓄積した澱のおそろしさ。片付けても片付けても片付かない。いろいろと捨てるべきを捨てたりしていたら、今日の夕方までかかったがな。
 昼過ぎにメガネがとつぜんプチといって切れた。レンズが床に落ちて砕けた。少なくとも6年以上は酷使した。旧的不去、新的不来。メガネがないと何も見えない。さらに追い討ちを掛けるように花粉症、くしゃみ鼻水がとまらない。これが片付けに時間がかかった理由のひとつ。まじうごけん。視界がぼやけると思考までぼやける。
 私の鼻センサーによれば、昨日あたりからネズミムギが開花していると思います。例年よりかなり早いです。ほんとうに開花したのかなあ。
 ここ数日、日記が滞った。その理由は、日記を書くのがためらわれるほど、論文の進捗が捗々しくないからである。書いたとしたら、こうなる。5日、はかどらぬ月曜日。6日、はかどらぬ火曜日。7日、やるきのでない水曜日。8日、ひっこし。捗々しくなくともさらけだすことによって、本来のなすべきをなすための推進力としよう。そのための日々粗忽、実名入りのウェブ日記である。小泉研のヤシロのマニフェストと通ずるものがある。
 ところで、しばらく前、高山標本庫のリストをボスから渡された。なかにシラネセンキュウが入ってた。シラネセンキュウ、かなりロケンローラーな和名だと思う。

2004-4-04-sun
ON。あまりはかどらぬ日曜日。
なんだか毎晩、今日はだめだから帰ろう、って帰ってる気がする。
こら。  <とりあえず、自分に。

ところで、バーコードとGコードって、とても美しい対比だと思うんだ。
ツルニンジンみたいなものなんだ。(サカイ風ネタ仕込みwithちょっと植物屋風味)

2004-4-03-sat
OFF。散髪してもらった。まさかこんなにウケるとは。涙流して笑うなよ。
昨日、研究室でシカゴが何州かって話がでて、ミシガン湖に面してるからミシガン州かなあ、ってなことを言った。でもなんか違う気がしていたので、高校の地図帳でしらべた。イリノイ州だった。そういえばブルース兄弟はイリノイ州警に追われてたような。♪スウィートホームシカーゴ!
で、ミシガン州のキャピタルはデトロイトだ。デトロイトといえば勇壮なお祭りがある。ホンダやトヨタの車を作業着の男たちがとりかこんでカケヤでぶち壊したり火をつけたりするお祭りである。いやいやいや、それお祭りとちゃうがな。だいたいいつの話やねんな。子供の頃にすりこまれたデトロイトのイメージ。ビッグスリーの経営難も今は昔のものがたり。
ところでイリノイ州とつぼイノリオって似て…へんな。ごめん、なんでもないよ。

2004-4-02-fri
 いそいでやるべきことがいくつかある。論文と、生態学会(釧路)の発表の準備と、助成金の申請。いそがないこともいくつかある。うるおい系の用事である。優先順位をつけるのがうまくない人はあかん人だということはわかっている。わかることとできることはべつものだ。それもわかっている。達観というのとはちがう。わかっちゃいるけどやめられない。植木et al.。僕はどうしてこう自分の気持ちに正直なのだろう。このストレートさは成長阻害要因である。おーいぇー。
 某助成金は3月中に通知がなかった。負けた。ぐは。
 ツバメを見た。いまごろ今年の初認。神戸に住んでた頃はだいたい毎年3月20日の前後に初認だった。滋賀に越してからもほぼそれと同じくらいだった。今年はタイにいったり男鹿にいったりしていたので、ツバメがいつ来たのかちっともわからない。オレテキには今日。カネスエの駐車場にて。
 研究室と学食の間で雑草が花盛り。コメツブツメクサ、スミレ、ニョイスミレ、ノミノフスマ、オランダミミナグサ、コハコベ、オオイヌノフグリ、ナズナ、ノゲシ、カラスノエンドウ、ホトケノザ、スズメノエンドウ、なんかわからんタンポポ、なんかわからんタネツケバナ、そのほかいろいろいろいろ。八代君、来週から雑草マニア始動。よろぴこ。
 英語ゼミの講師、留学生のエブリさんが2ヶ月間の海外調査に行ってしまう。エブリさん、僕のところにやってきて「あとをよろしく」って。まてまてまて。僕になにをしろと。僕でええんかと。サワダさんは一番年食ってるからだいじょうぶ、ってこんなムダに齢を重ねただけのものにキタイしてはいかん。しょうがないなあ。来週からはぼくがやります。でも講師はできないので会を開くだけです。だれか講師をやってくれる人おらんかなあ。留学生の方急募。お礼は月末の回転寿司です。
 男鹿で撮ったスプリングエフェメラルの写真、ええかんじで現像できた。写真のページにアップしよう。

 水ぬるむ。あー魚とりにいきてー。おれのタモ網が泣いてるぜ。

2004-4-01-thu
今日は津田研究室の公式行事「さとしの日」であった。どういう日かというと、標本庫にたまる一方の未同定の標本、同定は終わっているけどマウントされていない標本、マウントされているけど標本データベースに登録されていない標本などを、一気に処理してしまおう、っていう日。小泉研のヤシロと僕と津田先生の3人分業でこなしていった。でも一年のあいだにたまってしまった標本は今日一日くらいでは太刀打ちできる相手ではない。いずれつづきをせねばならんな。あーつかれた。同定疲れ。だんだん判断力がなくなってしまって、同定できなくなった。
おどろいたことに年度が明けた。D3の2年目に突入。恋も二度目なら少しは上手に愛のメッセージ伝えたい。
MEMOの朝の挨拶in the USAをさりげなく更新。更新する意味がわからない。



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