津田研究室

岐阜大学 流域圏科学研究センター

ぎゃらり 84(2014年 修士東北実習)



 2014年6月末に実施した修士の実習に参加できずに単位修得できなかった学生を救済するために2回目の実習を実施しました.白神山地に行って見たいという学生が多かったので,東北で実習をおこなうことにしましたが,白神山地は一般人が簡単に入り込めるような場所ではありません.そこで,白神山地の「さわりだけ」ということで,十二湖周辺のブナ林を歩いたり,同じブナ林ですが,鳥海山麓のブナの萌芽再生林を見たりしました.

  
白神山地の核心部には入れないので,十二湖界隈を散策しました.  
(左)ブナ林の散策  (右)青池 
(2014.11.9 S.Tsuda)


 
もうすでに紅葉は見頃を過ぎていたので,植物の観察も難しかったのですが,ムラサキシキブの実や,コタニワタリ,ジュウモンジシダなどのシダ植物が観察できました. 
(2014.11.9 S.Tsuda)


   
十二湖では原生林に近いブナ林を観察したので,こんどは鳥海山麓で株立ち樹形になったブナの二次林を観察しました. 
株立ちの樹形になったブナのことを「あがりこぶな」と呼んでいて,一番大きな株は「あがりこ大王」という名前がついています(写真左). 
(2014.11.10 S.Tsuda)



 

 

ぎゃらり 84

      前ページ(ぎゃらり 83)へもどる
      次ページ(ぎゃらり 85)へすすむ
津田研究室のトップページへもどる