研究拠点形成実施計画 : リモートセンシング研究グループ

リモートセンシング研究グループ(秋山、児島)

生態プロセス研究によって明らかとなる各種生態系の機能と周囲の生態系・土地利用形態との相互関係をより広い時間スケール・空間スケールで解析・評価し、同時に、現在のこれらの状況を的確に把握するためには、人工衛星や航空機による高精度なリモートセンシング観測が重要な役割を果たします。観測の高精度化は、本拠点が目標とする「衛星生態学」樹立の核となります。現在のリモートセンシング技術では広域観測だけではなく、数uまでに至る高空間分解能を有するため、流域圏を構成する各種生態系の構造と分布を詳細に把握することを可能とします。同時にハイパースペクトル画像解析により植物葉の光合成活性やストレス反応、大気・土壌・水圏の化学組成や物質動態をもモニタリングすることが可能と言われています。現時点で達成されていない衛星機能については航空機搭載センサーで代替観測を行います。生態プロセス研究で得られる生理生態学的観測等と密接にリンクさせることにより、これまでの類似研究に例を見ないほどまでに高い精度での広域スケール評価の実現を目指します。

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