高校生の皆様へ

koukouseinominasamahe

sugito009

高校生のみなさん!是非とも岐阜大学に来てくださいね!不明な点はお気軽にお問い合わせください。

img1

 ここ東海地域では、これまでも頻繁に巨大地震に襲われてきました。室町時代からだけでも巨大地震を5回も経験しています。さらにこの地域で今後30年以内に大地震が発生する確率は、なんと70~80%程度と言われており、皆さんがこの東海地域にいる間に地震災害に遭遇する可能性はとても高いです。というか、絶対に遭遇すると言ってもいいくらいです。

img2

 地震のような自然災害は、古い家や弱い地盤などの弱点は絶対に見逃さないものです。しかし逆に、前もって建物の耐震化などをしっかりしておけば、確実に助かることも事実です。皆さんの住んでいる地域で近い将来に起こりうる地震の特徴をよく勉強し、耐震化の方法を提案し、地域全体にそれらを活用することは、大勢の人々の命を守り、生活を守ることにつながります。

img3

岐阜大学の地震工学研究室では、地震工学の基本的な技術について研究開発をし、それらを社会に役立てることをしてきました我々地震工学研究者は、その開発技術で大勢の人々を一気に救うことができます。
皆さんには将来目指すべき職業として、多くの魅力的な選択肢があります。そして、地震工学研究者、技術者となって、この人間社会に大きく貢献するのも価値ある選択肢の一つであることは間違いありません。少しでも興味を持った人は、ぜひ岐阜大学地震工学研究室を訪問して下さい。
私から皆さんへ“日本の未来を担う地震工学研究者は君だ!” というメッセージをおくります。

sugito555

 地球の生い立ちから地球の内部の構造や周辺の物理現象までを研究対象とする「地球物理学」という学問分野があります。そして、地球物理学の一研究分野として、地球の表面近くで発生する地震のメカニズムや地表で観測される地震記録から、地球の内部構造を研究する「地震学」という学問分野があります。
では、「地震工学」とは一体どんな学問分野でしょうか。それは、地震という自然現象が我々人間社会に及ぼす様々な影響を解明し、災害となる部分を少しでも減らす(=減災)技術を開発し、また、発災後、健全な人間社会を速やかに回復することができるシステムの開発を研究する学問分野です。個人の住宅や、橋梁・道路のような公共施設を頑丈にすることはもちろん大切ですが、やみくもに頑丈にすれば良いというものではありません。効率よく耐震補強をするには、近い将来においてどの程度の強さの地震に見舞われるのか、建物などをどの程度まで補強すればよいのか、数多くある公共施設の補強の優先順位はどのように付けるのがよいのか、、、などなど検討すべきことはたくさんあります。
世界の中で自然災害が最も集中しているのがアジア地域です。その中でも日本周辺域では地震災害が最大の脅威となっています。地震工学の発展によって、多くの人命が救われることになり、被災の程度も大きく減少し、また、発災後の社会の復旧に要する時間も非常に短くすることができるのです。

sugito556

haza-domap

県や市町村のハザードマップ作りに使われています

岐阜県の「南海トラフの巨大地震震度マップ」

詳しくは岐阜県ホームページを御覧ください

橋梁や盛土の耐震設計に使われています

douro

例:愛知県 朝明川橋 橋の耐震設計
完成イメージ

入鹿池

例:愛知県 入鹿池 盛土の耐震設計


kenkyuusitutoha1

ukai
八千代エンジニヤリング株式会社
名古屋支店道路・構造部
鵜飼 昌寛(ukai masahiro)
(平成12年卒業)

私は、学生生活を満喫しすぎたために留年。。。
この余分な1年、もったいないなぁと思い、研究室には入れない立場なのに、図々しくも杉戸教授にお願いして仲間入りさせていただきました。
研究室での研究内容は、私にとっては難解なものでしたが、地震動シミュレーションの結果がマップとして見られることに興味が湧きました。
社会人になってからは研究とは異なる土木設計の業務を行っていましたが、数年経ったとき、自治体のハザードマップを作成する業務があることを知りました。しかし、当時所属していた会社では、ノウハウがなく出来ないものでした。
そこで、杉戸教授に相談したところ、大学とコラボしてやろうということになり、いろいろな自治体のハザードマップを作成しました。その後も技術的なアドバイスを頂いたり、飲んだり、学生たちも一緒に現場を見に行ったりと、いろいろとお世話になっています。
今思えば、大学は、勉強をしに行くだけのところではなく、一緒に考え、悩んでもらえる人財”に出会えるところだと感じています。


kenkyuusitutoha

ここが学生さんの研究室です

sugitoken001
とても広いです。パソコンも1人に1台!
卒業論文提出時期になると、みんなで泊まり込みで頑張るとか。。。

バーベキューで懇親&息抜き

sugitoken003
新入生歓迎会、卒論提出打ち上げなど、飲み会も(たくさん)あります!

ゼミ風景
週に一度の研究室ゼミです。先生方3人が自分の最新の研究内容を
紹介したり、学生さんが卒論の進捗状況の報告を行います。

現場見学会など
genba
genba2
genba3
現場見学会
建設技術フェア
朝明川現場見学会

卒論発表会

卒論発表会

ついに1年間の研究活動の集大成!卒論発表会。写真で
発表中の学生さんは「優秀発表者賞」を受賞。オメデトウ!
newskiji
sugitoken002
研究室の学生さんの研究が岐阜新聞で紹介されました!
renkei

災害から命を守る岐阜県民運動の一環として動画でわかる地震対策の制作に携わっています。2:50あたり、4:50あたり 11:10あたりから各1分程度づつ、杉戸が出演しています

岐阜県作成の防災対策の動画を見る

hairuniha

地震工学研究室は、岐阜大学 工学部 社会基盤工学科にあります。地震研には次の3人の教員がおります。
杉戸真太(すぎとまさた)[教授(併任)、流域圏科学研究センター]
能島暢呂(のじまのぶおと)[教授、工学部社会基盤工学科]
久世益充(くせますみつ)[准教授、流域圏科学研究センター]

大学3年生の終わりごろ、研究室配属のガイダンスがあり、各研究室の紹介を行います。学生の希望を基に人数調整をし、4年生になった際に晴れて研究室に配属されます。「絶対に地震研で学びたい!」という強い意思があればその思いは届くでしょう!

岐阜大学入試日程紹介

岐阜大学公式ホームページ(受験を希望される方へ)
岐阜大学 工学部 公式ホームページ

TOP