森林機能研究部門

  2023年4月現在


生態系の機能として炭素循環と炭素蓄積量(NEP)を対象として、様々な生態系の構造や遷移的変化が、機能にどのように影響するのかについて研究を行っている。特に生態系内のネクロマス(リター、大型植物遺体、土壌腐植など)の動態や、土壌微生物などの土壌圏のプロセスに注目しています。


植物は光合成や呼吸、蒸散という生理学的な機能により、陸上生態系(植物群落)と気象環境とのインターフェースを成します。したがって植物 生理生態学の視点は、大気中の二酸化炭素濃度の上昇や温暖化などの環境変動が生態系に及ぼす影響、または生態系の反応の理解においても重要な役割を果たします。植物の生理的な環境応答に着目して、生態系機能・動態の理解を目指します。


植物は光合成や呼吸、蒸散という生理学的な機能により、陸上生態系(植物群落)と気象環境とのインターフェースを成します。したがって植物 生理生態学の視点は、大気中の二酸化炭素濃度の上昇や温暖化などの環境変動が生態系に及ぼす影響、または生態系の反応の理解においても重要な役割を果たします。植物の生理的な環境応答に着目して、生態系機能・動態の理解を目指します。


森林、河川、農地などに生息する微生物、特に植物病原菌類に着目して、診断・防除のための検出技術の開発を行っています。また、森林を枯死衰退させる微生物の分布調査、農作物に病害をもたらす微生物の遺伝的集団構造解析、侵入経路の特定などを通じて、環境中の微生物による病害発生のしくみを理解し、植物保護に貢献することを目指しています。


  • 篠塚 賢一(助教)

陸域における物質循環の研究を行っています。特に、親生元素である窒素の環境中動態に注目しています。流域内に降り注ぐ雨、森林渓流水、河川水、地下水の水質分析を行うことにより、生物活動の変化が窒素循環へ与える影響を解明する事を目的としています。


微生物の分子診断技術の開発を行うとともに、微生物による環境評価および微生物の多様性評価について研究を進めている。