高山試験地

高山試験地では、冷温帯地域の森林および農耕地の炭素循環研究が推進されています。
高山試験地(通称:高山サイト; AsiaFlux TKY)はおよそ50年生の落葉広葉樹林内に設定されており,ダケカンバ,シラカンバ,ミズナラなどが林冠層を形成し,林床はクマイザサに覆われています。当地では1993年の冬から微気象学的な手法による二酸化炭素フラックスの観測が継続されており,アジア地域では最も長期間のデータを蓄積しています。フラックス観測と並行して,バイオマス計測や土壌呼吸測定,植物の光合成・呼吸特性などの生態学的な手法により炭素循環と収支のメカニズムの解明を目指しています。

高山試験地特設サイト (Takayama Portal Page)へのリンク

高山試験地の使用状況、 高山試験地のブログ


高山試験地での研究成果の例

●日本生態学会大島賞受賞記念論文

日本生態学会誌(62巻1号)
大塚俊之(2012)”森林生態系の炭素循環 : Takayama Forestでの10年間で分かったことと、分からなかったこと(大島賞受賞者総説)”
jstage(外部サイト)論文掲載ページへのリンク

●高山試験地の紹介記事

日本生態学会誌(63巻1号)
飯村康夫ほか(2013)”高山(たかやま)サイト(<連載1>野外研究サイトから(23))”
jstage(外部サイト)論文掲載ページへのリンク

●高山サイトでの研究成果や参画ネットワークが関係するジャーナル特集号

    1. Agricultural and Forest Meteorology (Vol. 134, 2005)
      “Long-Term Carbon Exchange at the Takayama, Japan Forest”
      https://www.sciencedirect.com/journal/agricultural-and-forest-meteorology/vol/134/issue/1
    2. Journal of Plant Research (Vol. 123, Issue 4, 2010)
      “The ecological process of carbon cycling in terrestrial ecosystems in East Asia”
      https://link.springer.com/journal/10265/123/4/page/1
    3. Forest Science and Technology (Vol. 8, Issue 2, 2012)
      “A3 Foresight Program special issue: carbon studies in forested ecosystems”
      https://tandfonline.com/toc/tfst20/8/2
    4. Journal of Plant Ecology (Vol. 6, Issue 5, 2013)
      “Carbon patterns and processes in East Asian ecosystems: multi-scale approaches”
      https://academic.oup.com/jpe/article/6/5/323/899853
    5. Ecological Research  (Vol. 30, Issue 2, 2015)
      “Special Feature on Long-term and interdisciplinary research on forest ecosystem functions: Challenges at Takayama site since 1993”
      https://link.springer.com/journal/11284/30/2/page/1
    6. Special Virtual Issue – Joint contents from the “Journal of Plant Research” and “Ecological Research” (2015)
      “Special virtual issue: Long-term and multidisciplinary research of the forest carbon cycle at the Takayama site, Japan”
      http://www.springer.com/life+sciences/plant+sciences/journal/10265
      (Editorial by H. Muraoka: http://static.springer.com/sgw/documents/1490036/application/pdf/VI_Editorial_Muraoka150120.pdf)
    7. Ecological Research (Vol. 33, Issue 1, 2018)
      “Special Feature on Biodiversity and Its Ecological Functions in East-Asia and Pacific Region: Status and Challenges”
      https://link.springer.com/journal/11284/33/1/page/1

高山試験地の施設利用・データ提供

  • 高山試験地には、生物・土壌実験室、化学実験室、サンプル処理室、データ処理室(パソコンルーム)、セミナー室のほかに、宿泊可能な居室があります(最大25人)。
  • 高山試験地庁舎では、岐阜大学個人用アカウントまたはeduroamアカウントを利用した無線LANによるインターネット接続が可能です。
  • 森林の長期観測サイト(2カ所)には流域圏科学研究センターと産業技術総合研究所の林冠観測タワー(計4基)と観測小屋(3戸)があります。
  • 全ての設備はインターネットに接続されており、遠隔地からでも気象データの観測状況の確認ができます。
  • 実験施設には職員が常駐しており、技術的サポートや観測時の安全に関する指導を行うことができます。
  • 流域情報統合システムのデータベースへのアクセスは、研究の基盤となる山地気象観測データについては本拠点のホームページを通じて常時閲覧・ダウンロードが可能な状態です。その他の観測情報・データ等については共同研究計画に応じて提供・共有されます。

観測データのダウンロード(外部リンク)
高山試験地の気象データ


高山試験地 使用申し込みについて

研究,教育,実習,セミナーなどの目的で高山試験地を使用したい方は,以下の「高山試験地の使用に関する細則」を御一読の上,指定の申請書(様式1,Wordファイル)に必要事項を記入して,以下に示す提出先まで電子メールにてお送りください。高山試験地の施設・設備・フィールドの使用にあたっては,試験地職員と十分に相談をしていただきますようお願いします。

使用細則及び使用申請書

問い合わせ先及び申請書提出先

メール:takayama@green.gifu-u.ac.jp(@マークを半角にして送信してください)
電 話:0577-31-1005(高山試験地事務室 直通)

主な注意事項

    • 申請書の原本は、以下のとおり使用日当日までに提出してください。
      岐阜大学の研究者等: 流域圏科学研究センター共同研究支援室
      岐阜大学以外の研究者等: 高山試験地事務室
    • 使用許可証は郵送により返信するため、 申請書をメール提出いただく時に、 使用許可証 の送付先(住所、所属、氏名)も併せてお知らせください。
    • 指導教員の承認が必要である学生が使用者になる場合には(細則を参照),指導教員の押印を得て申請書を電子スキャンしてPDFファイルに変換して上記に提出してください。また、原本は上述のとおり共同研究支援室または高山試験地事務室に提出してください。
    • 高山試験地で宿泊をする使用者は,所定の宿泊料を試験地事務室でお支払いください。釣り銭のいらないように御用意ください。

高山試験地の場所

高山試験地は、岐阜県高山市の北緯36度8分東経137度26分の乗鞍岳の山腹標高1342mに位置します。
(2011年11月8日GPSによる測定では、新しいAWSの場所で、北緯 36°08.549’、東経 137°25.340′ [WGS84]庁舎前の基準の石は 36°08.562′, 137°25.338’でした)