植生資源研究部門


植生機能研究分野 (大塚俊之、丸谷靖幸)

生態系の機能として炭素循環と炭素蓄積量(NEP)を対象として、様々な生態系の構造や遷移的変化が、機能にどのように影響するのかについて研究を行っている。特に生態系内のネクロマス(リター、大型植物遺体、土壌腐植など)の動態や、土壌微生物などの土壌圏のプロセスに注目しています。


植生管理研究分野 (景山幸二、津田智)

●景山研究室

微生物の分子診断技術の開発を行うとともに、微生物による環境評価および微生物の多様性評価について研究を進めている。

●津田研究室

自然の中の火(山火事・焼畑・草原火入れ)と生態系との関係を明らかにするために、温度環境、植生の構造、埋土種子などを調べ、さらに火を使った植生管理についても研究を進めている。


植生生理生態研究分野 (村岡裕由、斎藤琢)

植物は光合成や呼吸、蒸散という生理学的な機能により、陸上生態系(植物群落)と気象環境とのインターフェースを成します。したがって植物 生理生態学の視点は、大気中の二酸化炭素濃度の上昇や温暖化などの環境変動が生態系に及ぼす影響、または生態系の反応の理解においても重要な役割を果たし ます。植生生理生態学研 究分野では、植物の生理的な環境応答に着目して、生態系機能・動態の理解を目指します。


植生景観研究分野 (国内客員教授)


多様な陸上生態系の動態や気象環境との関係の解明を目指した研究を展開しています。国内外の陸上生態系研究ネットワークとの共同研究や知見共有なども図っています。