6/10-11 河川技術シンポジウム

土木学会河川技術論文集とセットになっている「河川技術シンポジウム」が6/10-11にオンラインで開催されます.
ConfitとZoomを併用したオンライン開催となり,Zoomの方でポスター発表の質疑とウェビナー形式でのオーガナイズドセッションが開催されます.

今年は,平野和希君の卒論をグレードアップした内容の『幅広い流況下における砂州動態を記述するための流量指標』の論文発表と,オーガナイズドセッション2(6/10午後)を担当しています.OS1,OS3にも共同研究している滋賀県立大学の瀧先生らのご発表があるので,どのOSも必聴?!です. 
(原田)

河川シンポプログラムPDF 
河川シンポ申し込み ⇒ https://jscehydkasen.confit.atlas.jp/login

■オーガナイズドセッション1(OS1) 6 月 10 日 10:40~12:40
「氾濫による被害を軽減するための技術開発とその取り組み」
 川池 健司, 黒澤 祥一, 新清 晃, 田端 幸輔, 福島 雅紀, 松田 浩一, 松本 健作, 目黒 嗣樹
1.趣旨説明
2.特定課題 2 の投稿論文から話題提供
【氾濫を防ぐ・減らす技術】
(1)越水に対する堤防強化におけるシートの固定方法に関する検討
  国土技術政策総合研究所 三好朋宏
(2)霞堤が形成する堤内地遊水地の洪水調節機能に関する基礎的検討
  滋賀県立大学環境科学部 泉野珠穂
【氾濫を想定して備える技術】
(3)兵庫県全域リアルタイム氾濫予測システムの構築
  三井共同建設コンサルタント 近者敦彦
(4)水防活動実態の地域類型に基づく支援方策とその評価
  国土技術政策総合研究所 山本陽子
3.パネルディスカッション・総合討論
  国土技術政策総合研究所 三好朋宏
  滋賀県立大学環境科学部 瀧健太郎
  三井共同建設コンサルタント 近者敦彦
  国土技術政策総合研究所 山本陽子

■オーガナイズドセッション2(OS2) 6 月 10 日 15:00~17:00
「流域における河道の役割と河道管理に資する河川技術」
  原田 守啓, 青野 正志, 磯部 良太, 堀江 克也, 溝口 敦子
1.趣旨説明/「持続可能な河道の流下能力の維持・向上」の実現に向けて
  原田守啓(岐阜大学)/土木学会水工学委員会河道管理研究小委員会
2.「堤防侵食に対する維持管理・対策技術向上」に向けた研究・技術開発
  溝口敦子(名城大学)/土木学会水工学委員会河道管理研究小委員会
3.特定課題3より研究事例紹介
(1)令和元年台風第 19 号出水における樹木流出メカニズムの評価および再樹林化リスク評価手法の提案と戦略的河道管理の立案
  柏田 仁(東京理科大学)
(2)令和元年洪水被災分析と土丹が露出する河道条件下における河川横断工作物の保全対策
  大浪裕之(国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所)
(3)那賀川大規模置き土事業が下流河道に与える影響の長期予測
  長田健吾(阿南高専)
4.河川砂防技術研究開発助成の仕組みと過去の成果の紹介(仮)
  青野正志(国土交通省水管理・国土保全局河川計画課)
5.総合討議・OS 総括

■オーガナイズドセッション3(OS3) 6 月 11 日 10:20~12:20
「流域治水の理念とそれに向けた研究・技術開発」
  知花 武佳, 青野 正志, 内田 龍彦, 大谷 悟, 田村 浩敏, 吉田 邦伸
1.はじめに
2.第一セッション:流域治水に向けた研究開発のこれから
(1)“上流域や支川も含めた計画論のあり方(仮)”
「千葉県一宮川流域における流域治水に関する取組と展開に関する一考察」の著者
  千葉県県土整備部 中村大介
(2)“構造物単体の水理機能評価から流域全体を見据えた評価へ(仮)”
「霞堤の治水機能の評価方法および流域治水計画における位置付けに関する一考察」の著者
  滋賀県立大学 瀧 健太郎
(3)“洪水流と氾濫流の一体解析の現状とこれから(仮)”
「令和 2 年 7 月球磨川豪雨における洪水流と氾濫流の一体解析による人吉市街地と狭隘区間の集落の被害分析」の著者
  中央大学研究開発機構 田端幸輔
3.第二セッション:流域治水のあり方
  ・国土交通省水管理・国土保全局河川計画課長 廣瀬昌由
  ・中央大学研究開発機構 教授 福岡捷二
  ・九州大学大学院工学研究院 教授 島谷幸宏
4.総合討論
  Topic1:これまでの話・研究例として抜けている視点とは?~今後の流域治水に向けて~
  Topic2:流域治水推進に向けて(ネックとなる課題は?有効な第一ステップとは?)
5.おわりに
  本 OS の発表・議論の総括