岐阜大学 流域圏科学研究センターで本を出しました

投稿者: | 2022-09-06

River Basin Environment: Evaluation, Management and Conservation
https://doi.org/10.1007/978-981-19-4070-5_10https://link.springer.com/book/10.1007/978-981-19-4070-5

本研究室の玉川一郎先生,原田守啓の主所属である岐阜大学流域圏科学研究センターの現メンバーが中心となり,Splingerより英語書籍を刊行しました.

Tamagawa, I. (2022). Evaporation in Arid Regions. In: Li, F., Awaya, Y., Kageyama, K., Wei, Y. (eds) River Basin Environment: Evaluation, Management and Conservation. Springer, Singapore. https://doi.org/10.1007/978-981-19-4070-5_14

Harada, M., Nagayama, S. (2022). Predicting Fine Sediment Deposition Rate in Lowland River Channel: Comparison of Two Adjacent Rivers. In: Li, F., Awaya, Y., Kageyama, K., Wei, Y. (eds) River Basin Environment: Evaluation, Management and Conservation. Springer, Singapore.
https://doi.org/10.1007/978-981-19-4070-5_10

原田の担当章では,日本の河川管理だけでなく海外の河川でもニーズがあるところの,低平地の大河川の細粒土砂堆積についての研究について,日本の大河川改修の背景から現在の河道管理における伐採・掘削の技術的課題,細粒土砂再堆積の予測手法までをまとめました.平野の開発の事例としては濃尾平野を,河川としては揖斐川と長良川を主に扱っています.木曽三川での河道掘削と河川環境の関係性を永年共同研究してきました永山滋也さんとの共著です.また,木曽川上流河川事務所さんには多くのデータ提供や調査にあたっての便宜を図っていただきました.一緒に研究をしてきた歴代の学生さんにも改めて感謝いたします.
(原田)