庁舎周辺の生き物

連日猛暑が続いていますが、みなさま体調管理にはお気を付けください。
標高1342mに位置するここ試験地は今まで25℃を越えることもめったにありませんでしたが、最近ではそうも言ってられない日もあり、ここ数日は26℃、27℃になる日も出ています。
そんな中、試験地庁舎わきにはウバユリがもう少しで見ごろを迎えそうです。山地の森林に自生し、ユリに似た花をつけますが葉っぱが大きく異なるのが特徴です。花が開く時期に葉が枯れてることが多いため、葉(歯)のない老婆に例えられたところから名づけられたようです。
(個人調べですので間違っていたらすみません)
写真のものは、示し合わせたかのように一列に等間隔に並んでいるのが面白いです。

また、昨日は試験地奥にある牧場の入り口でアサギマダラが優雅に飛んでいるのを見かけました。昨年も見かけましたが、個体によっては何百キロ、中には千キロ以上も移動するチョウとして知られています。一般的にこの時期に本州で観察される個体の多くは本土で羽化した個体と推測されるようです。この後、秋になったら暖かい南を目指して移動するのでしょうか。
頑張ってほしいものです。
   

                               高山試験地 鈴木

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